鈴木香織

女子美術大学芸術学部芸術学科　卒業
武蔵野美術大学大学院造形学コース　修了
専攻は西洋近現代美術
独学で制作を始める。

個展・グループ展

沈黙しながらも雄弁であるもの、 留まりながらも憧れているもの、 静止しながらも動き出そうとするもの。
抽象という形式は、画家自身の感情を表すのではなく、 私たちの世界の豊穣さと曖昧さを、明確に表すことのできる方法だと思っています。
私はそうした豊穣さや奥行きを視覚的に示すことの出来る、 ひとつの強固な形式としての、絵画を描きたいです。
私は繊細な、しかしダイナミックな形態と色彩を通じてその豊かさを表したいと思います。

私はいつも音楽、文学、精神的なもの、理知的なもの、感覚とそして概念的な世界に大きな関心を持ってきました。
音楽は私と私の作品に大きな影響を与え、魂を吹き込みます。
私の作品の構造と中心的なモチーフは、しばしば音楽的な、非物質的な世界から来ます。
感覚的な響きの世界から、遠くから、ごく近くから、そして私の中で繰り返す響きから。
それらを使って私は作品を構成するのです。